少年が老婦人に席を譲る - しかし老婦人はこっそりと何かを渡す

バスの中の親切

しばらくして、バスに乗ってきたのは高齢の女性、メリデスだった。彼女は小柄で、歩くのが少し辛そうだった。でも、誰も席を譲ろうとしない。

「やっぱりなぁ…」と思いながらも、ペドロは少し迷った。結局、席を立って、彼女に譲ることにした。

「どうぞ、こちらへ。」と声をかけると、メリデスは驚いた様子で笑顔を見せて、「ありがとう、若い人がこんなに優しいなんてね」と言ってくれた。

それだけで、ペドロの心の中が少し温かくなった気がした。やっぱり、ちょっとした優しさって、いいもんだよな。